ドアダッシュが決算受け時間外で株価上昇 フィンランドのウォルト買収を発表＝米国株個別

　フードデリバリーのドアダッシュ＜DASH＞が引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、ＥＢＩＴＤＡや売上高は予想を上回ったものの、１株損益が予想以上の赤字だった。ガイダンスも公表しており、概ね予想を上回る見通しを示した。

　また、同社はフィンランドのウォルトを買収すると発表した。すべて株式交換で実施され、規模は約７０億ユーロ。同社は声明で「ウォルトとの統合により、製品開発がスピードアップし、各企業の市場により焦点が当てられ、世界中の顧客、商店、宅配業者への価値が向上する」と述べた。

　時間外で株価は上昇。なお、ソフトバンクが第２位の大株主となっており１１％弱を保有。筆頭株主はベンチャー投資のセコイア・キャピタル。

（７－９月・第３四半期）
・1株損益：-0.30ドル（予想：-0.22ドル）
・売上高：12.7億ドル（予想：11.6億ドル）
・EBITDA（調整後）：8600万ドル（予想：6970万ドル）
・オーダー数：3.47億（予想：3.28億）
・配達取扱額：104.0億ドル（予想：97.4億ドル）
・貢献利益：2.81億ドル（予想：2.68億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・EBITDA（調整後）：0～1億ドル（予想：7320万ドル）
・配達取扱額：103～107億ドル（予想：101.3億ドル）

（NY時間17:11）時間外
ドアダッシュ＜DASH＞　208.06（+16.05　+8.36%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美