マテルが決算受け上昇 通期見通しを上方修正=米国株個別
玩具のマテル<MAT>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表しており、売上高、EBITDAの見通しを上方修正した。
同社は多くの業界を悩ませているサプライチェーン問題に取り組んでおり、同社のクレイズCEOは声明で「われわれは需要に応えている。すべてを満たしているとは言えないが、想定以上に対応できると見ており、ガイダンスを引き上げた」と述べた。
「主要な港湾での停滞などサプライチェーン問題が蔓延しているため、ホリデーシーズンまでにすべての注文を配送できるか不安はある。しかし、われわれはその混乱の克服に取り組んでおり、ホリデーシーズンは底堅いと見ている」とも語った。「混乱を緩和するために原材料の調達を促進し、事前に海上輸送と料金を契約。追加の港と航路へのアクセスを確保している」という。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:17.6億ドル(予想:16.8億ドル)
・粗利益率(調整後):47.8%(予想:47.8%)
・EBITDA(調整後):4.63億ドル(予想:4.01億ドル)
(通期見通し)
・売上高:+15%(従来:12~14%ドル)(予想:8.78%)
・粗利益率(調整後)47.6~48.1%に据え置き(予想:47.9%)
・EBITDA(調整後):9.00~9.25億ドル(予想:8.75~9.00億ドル)(予想:8.78億ドル)
・設備投資:1.5~1.75億ドルに据え置き(予想:1.49億ドル)
(NY時間10:20)
マテル<MAT> 20.78(+0.45 +2.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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