ＣＳＸが決算受け上昇 アナリストの目標株価引き上げも＝米国株個別

　鉄道貨物輸送のＣＳＸ＜CSX＞が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。貨車あたりの平均単価が２１０６ドルと予想を上回ったことが貢献。

　今回の決算を受けて目標株価を引き上げたアナリストもいる。値上げと堅実な運営により、決算は期待を上回った。鉄道部門の稼働率は約５５．７％と、これまでに報告された同業他社の中で最も高い水準となっていることは注目に値する。同社には複数のマクロ環境の追い風と同社固有のイニシアチブの恩恵を受けており、今後数年間は低水準のコスト増で成長できるはずだとも指摘している。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益：0.43ドル（予想：0.38ドル）
・売上高：32.9億ドル（予想：30.9億ドル）
　　通常商品：18.8億ドル（予想：18.5億ドル）
　　石炭：4.60億ドル（予想：4.25億ドル）
　　一貫輸送：5.09億ドル（予想：5.04億ドル）
・営業利益：14.4億ドル（予想：12.8億ドル）
・貨車台数：156万両（予想：157万両）
・貨車あたりの平均単価：2106ドル（予想：1955ドル）

（NY時間10:55）
ＣＳＸ＜CSX＞　35.43（+0.97　+2.81%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美