WD-40が決算受け下落 サプライチェーン問題が利益圧迫との指摘も=米国株個別
特殊化学のWD-40<WDFC>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。2022年度の通期ガイダンスについても1株利益は予想を下回る見通しを示している。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも伝わり、従来の280ドルから230ドルに引き下げられていた。1株利益は予想の半分程度だったが、同アナリストによるとその原因は、流通コストと石油および材料の投入量増加を伴ったサプライチェーン問題に起因しているという。
これらの問題はまだ解消されておらず、2022年会計度の大部分で利益を圧迫する可能性が高いという。同社は値上げを実施しているが、早くても今会計年度の第3四半期(3-5月期)までは安定しない可能性があるという。
(6-8月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.61ドル(予想:1.24ドル)
・売上高:1.15億ドル(予想:1.18億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.24~5.38ドル(予想:5.77ドル)
・売上高:5.22~5.42億ドル(予想:5.01億ドル)
(NY時間10:19)
WD-40<WDFC> 212.46(-16.84 -7.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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