高安まちまち、原油高による景気圧迫を警戒=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=81.69(-0.04 -0.05%)
ニューヨーク原油の期近2限月は高安まちまち。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.04ドル安~0.16ドル高、その他の限月は0.35~0.0.02ドル安。
9月の米鉱工業生産指数が2ヶ月連続で低下したことが重しとなった。コロナショック後の需要回復見通しが相場を押し上げてきたが、原油高が需要を圧迫している可能性が意識された。7-9月期の中国国内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことも楽観的な需要回復見通しを曇らせた。
時間外取引で12月限は83.18ドルまで上昇し、中心限月として2014年10月以来の高値を更新。ただ、83ドルの節目が抵抗となり上げが一服すると、通常取引開始後は利益確定の売りに押された。一時81.21ドルまで軟化。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。