続伸、供給不足が続くとの警戒感根強い=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=82.28(+0.97 +1.19%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.96~0.97ドル高、その他の限月は0.49ドル安~0.83ドル高。
コロナショック後の需要回復が続くなかで、当面は供給不足が続くと見通されていることが相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)プラスは追加増産に踏み切らず、現行の増産ペースを維持するとみられている。米国は来月8日から新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた旅行者を対象に渡航制限を解除すると伝わっていることから、ジェット燃料の需要回復見通しが強まった。
時間外取引から11月限は堅調。通常取引序盤には82.49ドルまで上値を伸ばし、2014年10月以来の高値を塗り替えた。その後は上げ一服となったが、高値からの調整は限定的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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