カジノ株への売り続く マカオ政府の監視強化が重しに=米国株個別
きょうもカジノ株が続落。前日はマカオ政府がカジノ運営会社の監視強化を提案したことが嫌気し、売りが強まっていたが、本日もその流れが続いている。
マカオ政府は「カジノ会社の事業運営に対する監視を改善させるために直接的な監督を強化する」と述べた。中国当局がマネーロンダリングや通貨流出の取り締まりを強化する中でマカオも規制を強化した格好。計画が具体的にどのように実施されるかには言及しなかったが、地元のカジノ会社取締役の株式保有要件を現行の最低10%から引き上げることも当局は提案している。同政府はまた、高額な賭け金で遊ぶ顧客(ハイローラー)に貸し付けを行うジャンケット業者に対する監視強化も提案した。
中国の姿勢変更で市場は、カジノ企業への先行き不透明感を強めているようだ。
(NY時間09:39)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 83.00(-9.25 -10.03%)
MGMリゾーツ<MGM> 39.77(-1.65 -3.97%)
ラスベガス・サンズ<LVS> 36.65(-2.06 -5.32%)
メルコ・リゾーツ<MLCO> 10.66(-1.29 -10.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。