クアルコムが決算発表し時間外で上昇 5Gの需要旺盛=米国株個別
スマホ用半導体のクアルコム<QCOM>が通常取終了後に4-6月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。5Gのネットワークとスマホの新機種に対する需要が旺盛で、同社への受注も大幅に増えた。第4四半期に関しても強気な見通しを示している。
5Gへのアップグレードや行動制限の緩和で消費者の機種変更が進んでいる。アモンCEOはスマホ以外の事業も拡大し、コンピューターやネットワーク機器、家電分野での受注も目指している。中核市場以外で年間100億ドルの売上高を達成するペースにあるとインタビューで述べ、「多角化は本物だ。当社は他の多くの業界にとって重要な会社になりつつある」と語った。一方、中国とインド市場の弱さにも言及した。
決算発表後に時間外で株価は上昇。
(4-6月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.92ドル(予想:1.69ドル)
・売上高:80億ドル(予想:75.7億ドル)
QCT:64.7億ドル(予想:60.0億ドル)
QTL:14.9億ドル(予想:14.5億ドル)
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.15~2.35ドル(予想:2.07ドル)
・売上高:84~92億ドル(予想:85.0億ドル)
(NY時間17:19)時間外
クアルコム<QCOM> 146.00(+3.56 +2.50%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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