アルファベットが決算受け上昇 デジタル広告への需要旺盛=米国株個別
アルファベット<GOOG>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。経済再開の中で、旺盛なデジタル広告の出稿に支えられた。旅行や実店舗での買い物を促そうとマーケティング担当者が検索広告への支出を増やした。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いでいる。3250ドルまで引き上げたアナリストもいた。第2四半期も強気派の重要な根拠が引き続き発揮されたという。下半期の変動費増加を予想すると、営業利益率が低下する可能性があるが、同社はパンデミック後に、ある程度の費用対効果を獲得した可能性が高いとしている。ユーチューブは、より多くの広告収入を獲得するとともに、非常に熱心な視聴者を獲得する能力という点で際立っているとも指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:27.26ドル(予想:19.35ドル)
・売上高:618.8億ドル(予想:562.3億ドル)
・売上高(TAC除く):509.5億ドル(予想:460.8億ドル)
グーグルサービス:570.7億ドル(予想:519.5億ドル)
グーグルクラウド:46.3億ドル(予想:43.4億ドル)
グーグル以外:1.92億ドル(予想:1.85億ドル)
・営業利益:193.6億ドル(予想:150.4億ドル)
・営業利益率:31%ドル(予想:26%)
(NY時間10:26)
アルファベット(C)<GOOG> 2782.63(+46.70 +1.71%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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