ディディが反落 中国当局が同社の25種のアプリに問題があると指摘=米国株個別
中国での配車サービスを手掛けるのディディ(滴滴)<DIDI>が反落。同社株は6月30日の上場以降、中国当局による規制強化が相次いで伝わり、株価は下げが続いている。IPO価格14ドルも既に割り込んでおり、先週は一時11ドルまで下落する場面がみられた。先週末には下げ一服感も見られていたが、再び売りが強まっている格好。
きょうは、中国当局が同社が中国国内で運営する25種のアプリに問題があると指摘した。個人情報の収集に関して深刻な法規制違反があるとされ、ユーザーや運転手が使用するアプリも含まれるという。アプリストア運営各社に対し、これらのアプリを除外するとともに国内でダウンロードや閲覧のサービス提供を中止するよう通知した。一方、ディディ(滴滴)には関連する法規制の厳格な順守を求めた。ディディ(滴滴)はアプリ除外で中国国内の売上高に悪影響が生じる恐れがあるとの見方を示した。
主要株主にはソフトバンクVFやウーバーのほか、テンセント、アリババががいる。
(NY時間09:57)
ディディ<DIDI> 11.68(-0.35 -2.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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