米2年債は一時0.28%台、2020年4月以来の水準に=NY債券概況
米2年債は一時0.28%台、2020年4月以来の水準に=NY債券概況
セントルイス連銀のブラード総裁発言を受けて、市場では早期の利上げ期待が広がる展開に。政策金利変更の影響が大きく出る2年債利回りは、発言前の0.21%前後から一気に0.28%台まで上昇する場面が見られた。2020年4月以来の高い水準に。その後は少し調整が入ったが、NY午後も0.27%台を付ける場面が見られるなど、利回りの上昇傾向が続いた。
ハト派で知られるブラード総裁が2022年中の利上げに言及したことがかなりのサプライズに。現状では18名のFOMCメンバー中、7名が2022年中の利上げを予想していた。
10年債利回りは2年債の動きもあり、プラス圏を回復する動きが見られた。1.52%台まで上昇も、その後はマイナス圏に沈み、1.44%前後で引ける展開に。
米国債利回り(NY時間16:45)
2年債 0.250(+0.041)
10年債 1.440(-0.064)
30年債 2.015(-0.077)
期待インフレ率 2.242(-0.052)
※期待インフレ率は10年債で算出
各国10年債
ドイツ -0.200(-0.005)
英 国 0.752(-0.024)
カナダ 1.366(-0.028)
豪 州 1.597(-0.047)
日 本 0.059(-0.004)
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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