反発、イラン増産見通しを背景とした売りは一巡=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=63.58(+1.64 +2.65%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.57~1.64ドル高。その他の限月は0.43~1.50ドル高。
イラン核合意の修復協議が進展していることが米国の対イラン制裁解除とイランの原油増産の思惑を高めているものの、新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えた後の世界的な需要回復でイランの増産分は吸収可能とみられていることが相場を押し上げた。また、米国立ハリケーンセンター(NHC)はメキシコ湾で熱帯性低気圧が発生する可能性があると予報している。ハリケーンが発生する季節となっており、米コロニアル・パイプラインの停止で一時混乱した供給がまた乱れる可能性がある。
時間外取引で7月限は61.56ドルまで下落したが売りは続かず、通常取引開始に向けて堅調に推移。その後も買い戻しが続き、64.07ドルまで上昇した。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。