【本日の見通し】FOMC待ち、無風通過見込見込みも、やや警戒感
【本日の見通し】FOMC待ち、無風通過見込見込みも、やや警戒感
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後、今晩午前3時に控え
それまでは動きにくい展開に。
前回のFOMCでは直近の景気回復を認めつつも、先行きの不確実性が強いとして緩和姿勢の維持を示した。
今回も同様の姿勢を示すことが見込まれており、無風で通過する可能性が高い。
前回のFOMCでの参加メンバーによる経済見通し(SEP)で示された
経済成長見通しの上方修正と、一時的なインフレのターゲット超え観測を受けても
2023年まで金利を事実上ゼロである現状で維持する姿勢が継続されており、
FRBの緩和姿勢が強いだけに、今回あえて変更してくる可能性は低い。
ただ、隣国カナダが21日の中銀金融政策理事会で先進国中では先駆けて量的緩和の縮小を発表。
今後についてもスラックが吸収される時期の見通しを前倒しし、利上げ時期が早くなる可能性を示唆するなど
予想を超える強気な姿勢を示した。
こうした状況がどこまで影響してくるのかが注目されるところ。
可能性は高くないが、今後の出口戦略の議論開始を示唆するなどといった
前向きな姿勢がFRBでも見られるようだとドル買いが強まる可能性がある。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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