続伸、OPECプラスの会合控えて堅調=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=61.56(+0.59 +0.97%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.57~0.59ドル高。その他の限月は0.16ドル安~0.54ドル高。
今週の産油国会合を控えて、ロシアが前回の会合と同様に石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産目標をほぼ据え置くことを想定していると伝わったことが相場を支持した。4月に続き5月も増産が見送られるもよう。ただ、季節的な需要増加に合わせて、ロシアは再び小幅な増産を望んでいるという。スエズ運河の座礁船が完全に岸から離れ、正常な航行が再開する目処が立ったことは一時的に相場を圧迫したが、売りは続かなかった。
時間外取引で5月限は59.41ドルまで下落したが、売り一巡後はプラス圏へと切り返し、61.77ドルまで上げた。通常取引開始後は再び重くなり、マイナス圏へと押し戻される場面はあったものの、プラス圏に浮上して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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