このあとＩＳＭ非製造業景気指数＝ＮＹ為替

　ドル円はきょうも買いが続いており、一時１０７円台を付ける場面もみられた。米国債利回りの上昇が続いており、ドル円をサポートしている模様。このあと日本時間０時に２月のＩＳＭ非製造業景気指数が発表される。予想は５８．７と前回と変わらずの水準が見込まれている。

　今週発表の製造業のＩＳＭ指数は強い内容だったが、サービス業については封鎖措置の影響が直撃しており慎重な見方も根強い。しかし、２月は封鎖措置も緩和され、活動は依然として抑制的ではあるものの、前回１月の調査では、サービス業者は感染拡大の鈍化後について、慎重ではあるものの楽観的にみていることも明らかになっていた。むしろ、１２月に決定した財政刺激策と、１．９兆ドルの追加経済対策の可能性が高まる中でセンチメントは促進されている可能性も指摘されている。

　ただ、予想を上回る内容だったとしても、今週の製造業の強い数字発表後に見られた為替市場の反応を鑑みると、限定的な反応に留まる可能性も留意される。

ISM非製造業景気指数（1月）0:00
予想　58.7　前回　58.7

USD/JPY　106.95　EUR/USD　1.2053　GBP/USD　1.3961

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美