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ドル円やや調整が入る展開、リスク選好の円売りが一服

見通し 

ドル円やや調整が入る展開、リスク選好の円売りが一服

ユーロは対ドルで売りが出ており、ドル高基調自体は継続

【東京市場】ドル円一時106円20銭台も、上値からはいったん調整入る

ドル円は106円22銭まで一時上値を伸ばした。昨日の海外市場ではロンドン市場で105円18銭までドル高の調整が入った後、
ドル高基調に復し、NY昼過ぎに106円手前まで。NY夕方には106円台を付けて東京朝を迎えた。
東京市場も朝方はドル高基調が意識される展開となり、一時106円22銭まで上値を伸ばす展開に。
NY市場で1.21割れを付けた後、1.21台に値を戻して東京朝を迎えたユーロドルが1.2083を付けるなど、
ドルは一時全面高基調に。

 その後はいったん調整が入る展開。ドル円は106円00銭から20銭のレンジ取引となった後、
昼前に106円台を割り込む動きに。その後105円84銭前後まで値を落とすなどやや頭の重い動きとなった。
午前中に1.331%を付けた米10年債利回りが1.30%台を割り込むなど、
米債利回りの上昇に対する調整が入ったことなどが重石に。

 もっともユーロドルの1.2100前後が重くなるなど、ドル高基調は継続。
三日ぶりの反落となった日経平均の動きなどを受けてリスク警戒で円売りの調整が入ったところも、
ドル円の重石となったかたちで、ドル高基調自体は維持された形。

【ロンドン市場】ドル円は106円ちょうど前後

 ドル円は106円ちょうど前後での推移。ドル高に対する調整が目立つ展開となったが、東京午後の105円84銭を割り込む動きにはならず。
 上値は106円10銭に届いておらず、レンジ取引の展開に。ドル高への警戒感も下値はしっかり。

【NY市場】朝方に106円20銭台を付けるも、その後調整

 ドル円は朝方に106円20銭台に乗せ、東京朝の高値にほぼ並んだ。
米小売売上高が7か月ぶりの強い伸びを記録し、ドル買いに寄与。
もっとも、その後は一転してドル売りの動きに。
朝のドル買いで東京朝の高値を超えず、上値の重さを意識する展開となって
短期筋が調整に回った形。米債利回りの上昇が一服したことや
ハイテク中心の米株売りが強まり、ダウ平均も午前はマイナス圏での推移を見せたことなどが
リスク選好の円売りに対する調整に。
 ユーロドルが1.2020台を付けるなど、欧州通貨に対するドル買い基調は継続。

【本日の見通し】ドル高基調は継続か

 ドル高基調は継続も、高値警戒感も広がってきている。
ドル円は105円台後半から106円台前半にかけてのレンジを意識。
NY朝の高値が東京朝の高値に届いていない分
短期的には上値の重さを意識しやすい流れ。
米株式市場はダウがプラス転するなど、しっかりの流れも
ハイテク関連の売りがやや優勢で、日本株は厳しい面も。
リスク選好の円売りに対する調整も意識されるだけに
ドル円、クロス円は押し目もありそう。

 本日の雇用統計を控える豪ドルは、結果待ちといったところ。
前回よりは鈍るものの3-4万人の増加が見込まれている。
正規・非正規の内訳も含め、強めの数字が出てくると豪ドル買いに弾みも。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル円に関してはいったん調整が入ったものの、基調はドル買いが継続。
ドル円は押し目を狙いに行く流れか。
スウィングは105円台半ばからの買い下がりを意識。
デイトレは早めのドル買いを意識も、株式市場動向などをにらみながら見切りを早めに
回転を意識して、いいところでの買いポジションを維持したい。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《2/17 水曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  106.04  1.2106  128.36
高値  106.22  1.2110  128.46
安値  105.78  1.2023  127.31
終値  105.87  1.2038  127.44
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/17 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  30292.19 -175.56
DOW   31613.02 +90.27
S&P    3931.33 -1.26
Nasdaq  13965.50 -82.00
FTSE   6710.90 -37.96
DAX   13909.27 -155.33
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/17 水曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=61.14(+1.09 +1.82%))
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1772.80(-26.20 -1.46%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《2/17 水曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
機械受注(12月)08:50
結果 5.2%
予想 -6.1% 前回 1.5%(前月比)
結果 11.8%
予想 -3.0% 前回 -11.3%(前年比)

通関ベース貿易収支(1月)08:50
結果 -3239.0億円
予想 -6250.0億円 前回 7496.0億円(7510.0億円から修正)(通関ベース貿易収支)
結果 3928.0億円
予想 4970.0億円 前回 4771.0億円(通関ベース貿易収支(季調済))

【英国】
消費者物価指数(1月)16:00
結果 -0.2%
予想 -0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 0.7%
予想 0.6% 前回 0.6%(前年比)
結果 1.4%
予想 1.3% 前回 1.4%(コア・前年比)

生産者物価指数(1月)16:00
結果 0.7%
予想 0.5% 前回 1.2%(0.8%から修正)(仕入・前月比)
結果 1.3%
予想 0.6% 前回 0.6%(0.2%から修正)(仕入・前年比)
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.2%(0.3%から修正)(出荷・前月比)
結果 -0.2%
予想 -0.4% 前回 -0.5%(-0.4%から修正)(出荷・前年比)

小売物価指数(1月)16:00
結果 -0.3%
予想 -0.4% 前回 0.6%(前月比)
結果 1.4%
予想 1.3% 前回 1.2%(前年比)
結果 1.6%
予想 1.4% 前回 1.4%(前年比・除くモーゲージ利払い)

【南アフリカ】
消費者物価指数(1月)17:00
結果 0.3%
予想 0.5% 前回 0.2%(前月比)
結果 3.2%
予想 3.3% 前回 3.1%(前年比)

小売売上高(12月)20:00
結果 -1.3%
予想 -2.3% 前回 -4.3%(-4.0%から修正)(前年比) 

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(02/06 – 02/12)21:00
結果 -5.1%
予想 N/A 前回 -4.1%(前週比)

生産者物価指数(1月)22:30
結果 1.3%
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 1.7%
予想 0.9% 前回 0.8%(前年比)
結果 1.2%
予想 0.2% 前回 0.1%(コア・前月比)
結果 2.0%
予想 1.1% 前回 1.2%(コア・前年比)

小売売上高(1月)22:30
結果 5.3%
予想 1.1% 前回 -1.0%(-0.7%から修正)(前月比)
結果 5.9%
予想 1.0% 前回 -1.8%(-1.4%から修正)(コア・前月比)

鉱工業生産指数(1月)23:15
結果 0.9% 
予想 0.5% 前回 1.3%(1.6%から修正)(前月比)

設備稼働率(1月)23:15
結果 75.6%
予想 74.9% 前回 74.9%(74.5%から修正)

企業在庫(12月)00:00
結果 0.6%
予想 0.5% 前回 0.5%(前月比)

【カナダ】
消費者物価指数(1月)22:30
結果 0.6%
予想 0.5% 前回 -0.2%(前月比)
結果 1.0%
予想 0.9% 前回 0.7%(前年比)

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/17 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【豪州】
*ケント豪中銀総裁補
豪中銀の政策措置がない場合よりも、現在の豪ドルは5%低い水準にある
豪中銀の政策は引き続き、豪ドル相場に下向きの圧力をかけるものとの見方

【ユーロ圏】
*ドラギ伊新首相
最初にしなければならないことは、パンデミックと戦い、生命を守ること。
イタリアは新たな再建策に着手する必要。
ユーロは後戻りできないものと信じている。
リセッションに対抗するため、EUは共通の予算を持つようになろう。
EU基金は成長の潜在力を引き上げるため費やされるべき。

【米国】
*FOMC議事録
実質的な進展には時間がかかる可能性。
資産購入を変更前にコミュニケーションをとることが重要。
一時的なインフレ要因に注意することは重要。
財政刺激策とワクチンは大幅な経済拡大をもたらす。

*米20年債入札結果
最高落札利回り 1.920%(WI:1.897%)
応札倍率    2.15倍(前回:2.28倍)

*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
FRBの支援により、下半期は遥かに力強い経済が実現。
1月の雇用増加数は実に弱かった。
できるだけ早く雇用市場の回復に焦点をあてるべき。
インフレは依然として低過ぎる。
上半期の経済は段階的に改善を見せるだろう。
財政政策による消費増加を予想。
インフレは年が進むにつれて改善を期待。
来年もしくは再来年での2%の安定的なインフレは見込んでいない。

【英国】
*ラムスデン英中銀副総裁
量的緩和(QE)は政策手段として意図した通りに機能。
失業率のリスクは上向きへ傾いている。
追加緩和の余力は残っている。
英国債購入に関して制約を緩和する可能性はある。
メインシナリオは量的緩和のペース縮小。

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【豪州】
失業率(1月)9:30
予想 6.5% 前回 6.6%

雇用者数(1月)9:30
予想 3.0万人 前回 5.0万人

【香港】
失業率(1月)17:30
予想 6.9% 前回 6.6%

【トルコ】
トルコ中銀政策金利 20:00
予想 17.00% 現行 17.00%

【米国】
住宅建築許可件数(1月)22:30
予想 168.0万件 前回 170.4万件

住宅着工件数(1月)22:30
予想 166.0万件 前回 166.9万件
 
輸入物価指数(1月)22:30
予想 1.0% 前回 0.9%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.3%(前年比)

新規失業保険申請件数(13日までの週)22:30
予想 77.0万件 前回 79.3万件(前週比)

フィラデルフィア連銀景況指数(2月)22:30
予想 20.0 前回 26.5

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値(2月)19日0:00
予想 -15.0 前回 -15.0

【NZ】
生産者物価指数(第4四半期)19日6:45
予想 N/A 前回 -0.3%(前期比)
 
-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆

執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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