続伸、バイデン米政権はイラン制裁を継続へ=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=57.97(+1.12 +1.97%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.12~1.13ドル高。その他の限月は0.58~1.15ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)プラスが年内の在庫水準の正常化を目指していることが引き続き相場を押し上げた。主要な産油国は経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫を過去5年平均まで圧縮しようとしている。バイデン米大統領が、イランが核合意を遵守するまで制裁を継続すると表明したことや、トランプ前政権のように原油高けん制がないことも支援要因。イランは米国が制裁を解除することが核合意を履行する条件であるとしており、米国の対イラン制裁によってイラン産原油の流通が引き続き制限される見通し。
時間外取引から3月限は堅調。通常取引開始後は58.14ドルまで上昇し、昨年1月以来の高値を更新した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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