東京株式(大引け)=437円高と急反発、景気敏感株など買われる
5日の東京株式市場で日経平均株価は急反発した。前日の米国市場が急伸したことから買い安心感が膨らみ、景気敏感株などが上昇。日経平均株価は昨年来高値に接近した。
大引けの日経平均株価は前日比437円24銭高の2万8779円19銭。東証1部の売買高概算は15億3727万株。売買代金概算は3兆1898億9600万円となった。値上がり銘柄数は1548と全体の約70%、値下がり銘柄数は563、変わらずは80銘柄だった。
4日の米株式市場では、NYダウが前日比332ドル高と上昇。米追加経済対策への期待などが強まった。これを受けた東京市場も買い先行の展開。後場にかけ買い意欲は高まり、上昇幅は400円を超えた。空運、陸運、鉄鋼、銀行といった景気敏感株を中心に買われた。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が上昇した。日本航空<9201>が大幅高となり、JR東海<9022>が買われるなど空運や鉄道株が上昇。日本製鉄<5401>や日本電信電話<9432>が高い。ソニー<6758>は連日の人気に沸いた。「アップルカー」の生産委託に絡む思惑もあり、マツダ<7261>や日産自動車<7201>、三菱自動車工業<7211>など自動車株が軒並み高。この日、東証マザーズに新規上場したQDレーザ<6613>は2021年の第1号IPOとして注目度も高く、公開価格の2.3倍で初値をつけた。
半面、エムスリー<2413>や村田製作所<6981>が安く、パナソニック<6752>やイビデン<4062>が値を下げた。キヤノン<7751>やSUMCO<3436>、シャープ<6753>、京セラ<6971>が下落した。メルカリ<4385>や古河電気工業<5801>が売られた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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