イタリアのコンテ首相は本日の閣議で辞任を正式表明へ=東京為替

　連立政権の一角であった「イタリア・ビバ」が連立を離脱し、予算や法案の成立に必要な絶対過半数を割り込んでいる状況となっているイタリアの第2次コンテ政権。先週実施された信任投票は賛成多数で乗り越えたものの、政権運営が難しいとの声が強まり、コンテ首相は本日午後5時(現地時間午前9時)からの閣議で辞任を正式に表明し、大統領へ辞表を提出する見込みと、同国複数メディアが報じている。
　辞任後に新たな連立の枠組みを目指すが、コンテ首相は自身の勢力を持っていないこともあり、安定政権樹立が鳴るかどうかは微妙なところ。
　昨日時点で辞任の見込みが報じられていたこともあり、相場への短期的な影響は限定的も、今後のユーロ売り圧力となる可能性がある。

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