【これからの見通し】米債利回りをにらむ取引続く、経済支援策とFRB政策

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【これからの見通し】米債利回りをにらむ取引続く、経済支援策とFRB政策

 今週はドル相場が振幅している。ドル売りの動きがみられたあとは、ドル買い方向に転じており、方向性が定まらない。市場では米10年債利回りを中心とした金利動向に敏感に反応しているようだ。

 昨年来、ドル安の流れを支えた背景には、米金融当局の超緩和政策の長期化観測がある。インフレがある程度オーバーシュートしても低金利政策を継続されるというもの。

 しかし、米大統領選をきっかけにドル買い圧力が台頭している。バイデン大統領、米上下院と民主党が制するブルーウェーブ、トリプルブルーといった状況が、積極的な経済支援策への期待を広げ、米債下落(利回り上昇)を誘発した。

 このあとのNY市場では、パウエルFRB議長のウェブ会議参加が予定されているほか、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁など米金融当局者のイベントが相次ぐ。直近の米長期債利回りの急上昇に対するコメントには注意したい。

 一方で、バイデン氏は米国時間の午後7時15分から米経済対策について発言する予定。今日の東京午前には米CNNがバイデン氏の発表する経済対策案が2兆ドル規模になると報じており、事前の想定以上の規模としてドルが買われる場面があった。米債利回りは上昇しており、ドル買いの背景となっている。

 この後の海外市場では、米債利回り動向をにらんでドル相場が神経質に振れる展開に留意しておきたい。

 経済指標の発表予定は、ドイツ年間GDP(2020年度)、米輸入物価指数(12月)、米新規失業保険申請件数(9日までの週)など。イベント関連は、ECB議事録(12月10日開催分)、OPEC月報、ブラックロック決算など。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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