ドル円しっかり、ユーロは復興基金期待でしっかり、ポンドは朝に急落=東京為替概況
10日の東京市場でドル円は104円台半ばを付ける動きとなった。リスク選好の動きに一服感が見られたが、円買いの動きは限定的。下げて始まった日経平均がその後一時プラス圏を回復したことなどもドル買い円売りを誘い、ドル円は104円台半ばを付ける動きに。
もっともすぐに少し値を落とすなど、104円台前半のレンジ取引という基調は変わらず。
ユーロドルもしっかりの動き。昨日の海外市場、ロンドン市場朝の上昇から値を落とし、NY午後に1.2050台までユーロ安ドル高が進行した後は、ユーロの買い戻し基調が広がった。東京市場でもその流れが継続する中で、1.2100前後まで一時上昇。その後やや調整もしっかりの動きに。
本日からのEU首脳会議で、合意が難しいとみられていた7500送ユーロの復興基金の配布についての合意に関して、反対していたポーランドとハンガリーが議長国ドイツと妥結したとの報道がユーロの支えとなっている。
朝に急落を見せたポンドはいったん下げ分のかなりを戻し、おsの後はもみ合いに。EUとの通商協議について、今朝方まで続いたジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の協議は、結論が出ず13日まで継続。今日からのEU首脳会議までという一つの目途を果たせず、ハードブレグジット懸念が広がったことで1.3400前後から1.3320割れまで急落。その後東京午前に1.3390前後まで値を戻し、その後は1.33台後半でのもみ合いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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