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ポンド振幅、ドル円などは小動きに徹する

見通し 

ポンド振幅、ドル円などは小動きに徹する

EUとの協議が難航、今日英・EU首脳協議で注目集まる

【東京市場】膠着

 104円ちょうど前後で朝からの膠着相場が続いた。朝からの安値は103円95銭を付けず、高値は104円10銭を付けず。
米中関係の緊張懸念、新型コロナウイルス感染拡大を受けたカリフォルニア州での夜間外出禁止などの行動規制の強化への懸念などが
市場の警戒感を誘った。ユーロドルも1.2110前後での推移と、主要通貨はもみ合いに終始した。
 リスク選好の動きが一服も、海外市場である程度調整が入った後だけに、東京市場では様子見ムードが広がった。

 先週末から荒っぽい振幅を示しているポンドは、やや頭の重い展開。EUとの自由貿易協定をめぐる協議が難航していることもあり、
先週末に1.3540前後から1.3400台。週明け月曜日に1.3220台まで大きく下げたポンドドルは、
その後の調整でNY夕方に1.34台を付けた後東京朝を迎えた。ポンド安基調が継続する中、安値からの調整が一服したこともあり、東京市場は頭が重い推移となり、1.3350前後での推移に。

【ロンドン市場】小動き、英欧交渉結論出ず

 小動きに終始した。
ユーロドルが一時1.21割れも続かず。
独ZEWが好調な数字となったこともユーロを支えた。
ドル円は104円台割れでは買いが入る展開で目立った動きを見せず。

【NY市場】膠着相場続く

 東京市場からの膠着相場が続いている。
ドル円は104円台前半での推移。

 ポンドは激しい振幅。

【本日の見通し】方向性探る展開

 株がしっかりでややリスク選好の動きも
新型コロナウイルスの感染拡大からカリフォルニア州などで行動制限が再開された状況が懸念されており
やや警戒感を誘っている。
ドル円は動きにくい展開となっているが
南アランド円など新興国通貨買い円売りが目立っており
やや上値期待も。

 104円台前半と、昨日よりややドル高円安局面でのレンジ取引が基本か。

【本日の戦略】ポンドに注目

 ポンドがかなり神経質な状況。
ジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長の協議次第の面があり、
それまでは動き無くないところ。
リスクが高くなっており要注意。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《12/8 火曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  104.05  1.2109  126.01
高値  104.21  1.2134  126.26
安値  103.96  1.2096  125.86
終値  104.16  1.2104  126.07
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《12/8 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  26467.08 -80.36
DOW   30173.88 +104.09
S&P    3702.25 +10.29
Nasdaq  12582.77 +62.82
FTSE   6558.82 +3.43
DAX   13278.49 +7.49
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《12/8 火曜日の商品市場》
NY原油先物1 月限(WTI)(終値)
1バレル=45.60(-0.16 -0.35%)
NY金先物2 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1874.90(+8.90 +0.48%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《12/8 火曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
GDP2次速報値(2020年第3四半期)08:50
結果 5.3%
予想 5.0% 前回 5.0%(前期比)
結果 22.9%
予想 21.4% 前回 21.4%(前期比年率)
結果 1.2%
予想 1.1% 前回 1.1%(GDPデフレータ・前年比)

国際収支(10月)08:50
結果 21447.0億円
予想 21204.0億円 前回 16602.0億円(経常収支)
結果 19833.0億円
予想 18292.0億円 前回 13455.0億円(経常収支(季調済))
結果 9711.0億円
予想 10828.0億円 前回 9184.0億円(貿易収支)

【スイス】
雇用統計(11月)15:45
結果 3.3%
予想 3.3% 前回 3.2%(失業率(季調前))
結果 3.4%
予想 3.4% 前回 3.4%(3.3%から修正)(失業率(季調済))

【南アフリカ】
GDP(第3四半期)18:30
結果 66.1%
予想 54.4% 前回 -51.7%(-51.0%から修正)(前期比年率)
結果 -6.0%
予想 -7.5% 前回 -17.5%(-17.1%から修正)(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツZEW景況感指数(12月)19:00
結果 55.0
予想 46.0 前回 39.0

ユーロ圏GDP・確報値 (第3四半期)19:00
結果 12.5%
予想 12.6% 前回 12.6%(前期比)
結果 -4.3%
予想 -4.4% 前回 -4.4%(前年比)

【米国】
非農業部門労働生産性指数(確報値)(2020年第3四半期)22:30
結果 4.6%
予想 4.9% 前回 4.9%(非農業部門労働生産性(前期比))
結果 -6.6%
予想 -8.9% 前回 -8.9%(単位労働費用(前期比))
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《12/8 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*菅首相
営業時短で人出が減り始めている。
各地の状況見て効果的対策講じる
臨時閣議で経済対策を閣議決定する。
経済対策でGDP3.6%程度の経済効果見込む。

【英国】
*ジョンソン英首相
EUとの合意を非常に望んでいるが、極めて困難にみえる。
EUとの交渉はトリッキーな局面に。
合意が不可能な時期が訪れる可能性も。

*英政府報道官
ジョンソン英首相はフォンデアライエンEU委員長と会うこと合意。
マクロン仏大統領やメルケル独首相と会談する予定はない。
交渉は年末までに結論付ける、来年には続かないだろう。

*英国
EU離脱に絡む国内市場法案から国際法違反の部分を削除。

【ユーロ圏】
*独ZEW
足元での感染拡大も、迅速なワクチン承認が金融市場での期待感を押し上げた。

*バルニエEU首席交渉官
英国のフロスト氏と会談、次の段階に準備するため。
我々は忍耐ことが必要だ。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
マネーストックM2(11月)8:50
予想 8.9% 前回 9.0%(前年比)

機械受注(10月)8:50
予想 2.5% 前回 -4.4%(前月比)
予想 -11.2% 前回 -11.5%(前年比)

【中国】
消費者物価指数(11月)10:30
予想 0.0% 前回 0.5%(前年比)

生産者物価指数(11月)10:30
予想 -1.8% 前回 -2.1%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ経常収支(10月)16:00
予想 210億ユーロ 前回 263億ユーロ

ドイツ貿易収支(10月)16:00
予想 185億ユーロ 前回 206億ユーロ

【南アフリカ】
消費者物価指数(11月)17:00
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 3.2% 前回 3.3%(前年比)

SACCI景況感指数(11月)19:30
予想 85.0 前回 85.7

実質小売売上高(10月)20:00
予想 -2.3% 前回 -2.7%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(4日までの週)21:00
予想 N/A 前回 -0.6%(前週比)

卸売売上高(10月)10日0:00
予想 N/A 前回 0.1%(前月比)

卸売在庫・確報値(10月)10日0:00
予想 0.9% 前回 0.9%(前月比)

【カナダ】
カナダ中銀政策金利 10日0:00
予想 0.25% 現行 0.25%

【ブラジル】
ブラジル中銀政策金利 時刻未定
予想 2.0% 現行 2.0%

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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