ダウ平均は一時400ドル超下落 月末絡みの利益確定売りか=米国株前半
NY株式30日(NY時間11:32)
ダウ平均 29512.69(-397.68 -1.33%)
ナスダック 12107.87(-97.98 -0.81%)
CME日経平均先物 26475(大証終比:+15 +0.06%)
きょうの米株式市場でダウ平均は大幅反落。一時400ドル超下落した。きょうは月末ということもあり、それ絡みの利益確定売りが強まっているものと思われる。
一部報道でトランプ政権が中国の半導体大手のSMICと中国海洋石油総公司をブラックリストに載せると伝わったことも売りを誘っているようだ。バイデン氏が政権を引き継ぐ前に中国との緊張を高めておこうとの思惑があるのかもしれない。
今月はダウ平均が最高値を更新するなど、11月の株式市場は好調だった。ワクチン開発やバイデン次期政権への期待が11月相場を押し上げた。株式市場は来年の景気回復を織り込もうとしており、楽観的だ。きょうはその動きを一服させているものと思われる。
ただ、足元は感染拡大が続いており、米感染研のファウチ所長は、米国はパンデミックの厳しい時期に向かっている。移動への勧告が必要になるだろうと述べていた。また、カリフォルニア州ロサンゼルス郡は感染が急増したため、再度、外出禁止令を課しており、目先の景気への影響は警戒される。
ファイザーやモデルナ、ノババックスなどワクチン関連や個別の材料が出ている銘柄には買いが入っているものの、全体的には売りが優勢となっている。
エネルギーや銀行、産業が下落しているほか、IT・ハイテク株も売りが優勢。
アルファベット(C) 1758.13(-35.06 -1.96%)
フェイスブック 272.29(-5.53 -1.99%)
ネットフリックス 483.70(-7.66 -1.56%)
テスラ 579.72(-6.04 -1.03%)
アマゾン 3145.52(-49.82 -1.56%)
エヌビディア 524.78(-5.67 -1.07%)
ツイッター 45.64(-0.95 -2.04%)
ダウ採用銘柄
J&J 143.80(-0.20 -0.14%)
P&G 136.91(-1.70 -1.23%)
ダウ・インク 53.95(-1.45 -2.57%)
ボーイング 211.47(-5.03 -2.31%)
キャタピラー 173.29(-1.79 -1.03%)
ハネウェル 205.49(-3.92 -1.89%)
ビザ 207.68(-3.32 -1.57%)
ナイキ 134.25(0.00 0.00%)
ウォルグリーン 38.91(-0.09 -0.23%)
3M 174.83(-2.06 -1.16%)
セールスフォース 238.44(-9.19 -3.72%)
シェブロン 88.98(-2.33 -2.53%)
コカコーラ 51.34(-0.96 -1.80%)
ディズニー 147.12(-0.01 -0.01%)
マクドナルド 214.94(-2.10 -0.96%)
ウォルマート 150.50(-1.10 -0.72%)
ホームデポ 273.10(-2.89 -1.05%)
JPモルガン 118.84(-2.38 -1.95%)
トラベラーズ 131.81(-2.63 -1.93%)
ゴールドマン 232.02(-3.39 -1.43%)
アメックス 119.54(-1.05 -0.87%)
ユナイテッドヘルス 335.27(-2.67 -0.80%)
IBM 124.14(-0.21 -0.17%)
アップル 117.78(+1.19 +1.03%)
ベライゾン 60.34(-0.24 -0.40%)
マイクロソフト 211.38(-3.85 -1.80%)
インテル 47.77(+0.32 +0.68%)
アムジェン 220.87(-3.93 -1.78%)
メルク 79.78(-0.08 -0.10%)
シスコシステムズ 42.50(-0.20 -0.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。