ネットフリックス、アナリストからはコンテンツ制作の支出にリスクも=米国株個別
きょうの米株式市場はリスク回避の雰囲気が一服しており、IT・ハイテク株への買い戻しも活発に出る中、ネットフリックスも上昇している。ただ、アナリストからはリスクも指摘され、目標株価も引き下げられている。
著名なクリエイターによるコンテンツへの支出増加が、評価を正当化するのに十分な加入者の増加につながらない可能性があるという。特に著名脚本家のライアン・マーフィー氏、また、ヘンリー王子とメーガン妃との制作契約などへの巨額な支出は、成長が鈍化するにつれ問題となるという。
ディズニー+やHBO・Max、ピーコックなどのライバルとの競争にも触れ、特にピーコックについては、従来のテレビエコシステムが急速に変化するにつれてシェアを拡大する可能性があると指摘した。
目標株価は従来の425ドルから420ドルに引き下げ、投資判断は「売り」を継続している。
(NY時間14:55)
ネットフリックス 489.73(+6.85 +1.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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