反発、ハリケーン「サリー」の上陸を控えて強含み=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=38.28(+1.02 +2.74%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.99~1.02ドル高。その他の限月は0.63~1.31ドル高。
ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸しようとしていることで、供給懸念が高まった。当局の発表によると、米国の海洋油田の生産量は27%減となっているほか、一部の製油所は稼働を一時停止している。ただ、上陸地点は従来の予報よりも東側に移っており、石油関連施設の被害は限定的である見通し。国際エネルギー機関(IEA)は月報で2020年の需要見通しを日量20万バレル下方修正し、同9170万バレルとしたが、特に材料視されていない。
時間外取引から10月限は堅調に推移。通常取引開始後は38.57ドルまで上げ幅を拡大した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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