AIGが下落 フォーティテュード株売却に伴う損失を67億ドル計上=米国株個別
AIGが下落。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、調整後の1株利益は0.66ドルと予想を上回ったものの、前年比で50%を超える減益となった。
純損益は79億ドルの赤字でパンデミックと抗議デモにからんだコストや、傘下のフォーティテュードの過半数の株式売却に伴う損失を67億ドル計上したことが響いた。フォーティテュード株売却についてデュパロウCEOは「バランスシートのリスク軽減が目的」と説明している。
損害保険部門の損益は3.43億ドルの赤字となった。コストが6.74億ドルに膨らみ、多くはパンデミック関連で4.58億ドルのコストが発生し、抗議デモ関連が1.26億ドル、自然災害が9000万ドルだった。
ただ、保険料収入に占める保険金支払いと事業経費の割合を示した合算比率は94.9%と前年の96.1%を下回っている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.66ドル(予想:0.48ドル)
・純損益:-79億ドル
・合算比率:94.9%(前年:96.1%)
(NY時間10:17)
AIG 30.61(-1.53 -4.76%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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