キャタピラーが下落 コスト削減で決算良好も慎重な見方を示す=ダウ採用銘柄
キャタピラーが下落。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高は前年比31%の減収となったものの、1株利益は予想を大きく上回った。パンデミックの影響で需要が減少する中で、ディーラーが在庫を14億ドル削減し、売上高は大幅な減収となった。しかし、それにあわせてコスト削減を積極的に実施し、運用コストを25%減少させたことで、最終利益が予想以上に保たれた。
先行きの情勢が不透明なことからガイダンスの提供は見送ったが、第3四半期も同様に最終需要は減少し、ディーラーは在庫を年間ベースで20億ドル以上削減すると予想していると述べた。
ただ、パンデミックにもかかわらず鉱物資源の生産は継続しており、一部には明るい兆しも見られるとしている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:100億ドル(予想:85.6億ドル)
機械・エネルギー・運輸関連:93.1億ドル(予想:85.6億ドル)
(NY時間09:43)
キャタピラー 134.29(-2.44 -1.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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