反落、米大統領選の日程を巡る対立を警戒=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=39.92(-1.35 -3.27%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.35~1.30ドル安。その他の限月は1.21~0.75ドル安。
トランプ米大統領が11月3日の大統領選の延期に言及し、民主・共和両党から反対が相次いだことで議会と大統領の対立が警戒された。米大統領選の日程は憲法によって定められており、議会だけが変更することが可能。4-6月期の米国内総生産(GDP)が過去最大の減少幅となったことや、米新規失業保険申請件数の2週連続の増加は市場予想の範囲内だったが、米経済が置かれている過酷な状況を再認識させる機会となり、原油相場の重しとなった。米国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。
時間外取引から9月限は軟調に推移。通常取引開始後は38.72ドルまで一段安となった。ただ、引けにかけては1ドル超切り返した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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