小幅続落、ADNOCは来月からの輸出拡大を計画=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=40.62(-0.01 -0.02%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.03~0.01ドル安。その他の限月は0.05ドル安~0.12ドル高。
アブダビ国営石油会社(ADNOC)が8月の輸出量拡大を計画していると伝わったことが重しとなった。関係筋の話としてロイター通信が伝えた。コロナショック後、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は5月から日量1000万バレル近い減産を開始し、7月もこの規模の減産を継続したが、8月以降は予定通り減算規模を縮小する可能性が高まった。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報で、米国の石油需要見通しが上方修正されたことは支援要因だが、米原油生産見通しは引き上げられた。米国の減産は来年4-6月期にかけて続くものの、従来の想定ほど減産規模は拡大しない見通し。
時間外取引で8月限は39.90ドルまで下落。通常取引開始前にかけて下げ幅を削り、その後は40.95ドルまでプラス転換したものの、引けにかけては上げを消した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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