アジア株は上昇、米株高を好感した買い続く 中国「香港国家安全法」可決は欧米で材料視される可能性
アジア株は上昇、米株高を好感した買い続く 中国「香港国家安全法」可決は欧米で材料視される可能性
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 24517.40(+216.12 +0.89%)
中国上海総合指数 2978.56(+17.05 +0.58%)
台湾加権指数 11600.43(+57.81 +0.50%)
韓国総合株価指数 2131.74(+38.26 +1.83%)
豪ASX200指数 5915.60(+100.57 +1.73%)
インドSENSEX30種 35205.00(+243.48 +0.70%)
アジア株は上昇、前日の米株大幅高を好感した買いが続いている。
5月の米中古住宅販売制約指数が統計開始以来の大幅上昇となったことなどが好感され、きのうの米株は大幅高となった。ただ、指標改善は一部州での経済活動再開を受けてのもので、このところの感染者急増を見ると、再び経済活動が停止することが予想されるため、本格的な米景気回復には程遠いとの見方が強い。
米株高に加え、きょう発表された中国製造業PMIも好感されている。5月の製造業PMIは50.9と前回の50.6から上昇、非製造業PMIも54.4と前回の53.6から上昇した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた落ち込みから持ち直しており、中国景気が順調に回復しているとの安心感が広がっている。
中国全人代常務委員会はきょう、香港版国家安全法を全会一致で可決した。同法案は可決成立後、翌7月1日に香港返還記念日に合わせ施行する見通しとなっている。香港行政長官は記者会見を開き「我々は米国の制裁を恐れていない」と述べた。アジア市場への影響は限定的となっているが、欧米市場で材料視される可能性がある。
一方、新型コロナウイルス感染は拡大し続けており、米景気回復の遅れは懸念されている。一部の州では経済活動再開にブレーキがかかっている。29日、アリゾナ州は30日間、バーとスポーツジム、劇場を閉鎖するよう命じた。NY市も7月6日に予定されている店内飲食再開について、延期する見通しを示した。NY州も明日までに判断を下すとしている。
欧州でも懸念が広がっている。食肉工場での集団感染が確認されたドイツ西部の一部地域ではロックダウンを1週間延長すると発表した。イングランド中部レスターでも感染拡大を受け、再び閉鎖を行うとした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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