アジア株は上昇、米株高や中国PMIを好感 香港国家安全法可決も影響は限定的

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アジア株は上昇、米株高や中国PMIを好感 香港国家安全法可決も影響は限定的

東京時間10:58現在
香港ハンセン指数   24471.65(+170.37 +0.70%)
中国上海総合指数  2971.06(+9.55 +0.32%)
台湾加権指数     11597.66(+55.04 +0.48%)
韓国総合株価指数  2121.92(+28.44 +1.36%)
豪ASX200指数    5887.10(+72.07 +1.24%)

アジア株は上昇、前日の米株大幅高を好感して買い優勢で始まっている。
29日に発表された5月の米中古住宅販売制約指数が+44.3%と統計開始以来の大幅上昇となったことが好感され昨日の米株価指数は大幅高、ダウ平均は580ドル高で取引を終えた。また、ボーイングが14%超高となったほか、マイクロンやザイリンクスの強気見通しが材料視されハイテク株にも買いが入った。
ただ、指標改善は一部州でのロックダウン解除・経済活動再開を受けてのもので、このところの感染者急増を見ると、経済活動再開を再び停止する州が増える見通しとなっており、本格的な景気回復には程遠いとの見方が強い。

きのうの米株高に加え、きょう発表された中国製造業PMIも好感されているもよう。5月の製造業PMIは50.9と前回の50.6から上昇、非製造業PMIも54.4と前回の53.6から上昇した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた落ち込みから持ち直しており、中国景気が順調に回復しているとの安心感が広がっている。
中国全人代常務委員会は最終日であるきょう、香港版国家安全法を可決したとの報道が伝わったが、今のところ相場への影響は限定的となっている。同法案は可決成立後、翌7月1日に香港返還記念日に合わせ施行する見通しとなっている。香港行政長官は先ほど記者会見を開き「我々は米国の制裁を恐れていない」と述べた。

新型コロナウイルス感染は拡大するいっぽう。テキサス州やフロリダ州、カリフォルニア州では連日急増しており、米の一部州では経済活動再開にブレーキがかかっている。29日、アリゾナ州は30日間、バーとスポーツジム、劇場を閉鎖するよう命じた。NY市も来週6日に予定されている店内飲食再開について、延期する見通しを示した。NY州も明日までに判断を下すとしている。
ブラジルやチリなど南米のほか、イランや南アフリカでも感染が拡大している。食肉工場での集団感染が確認されたドイツ西部の一部地域ではロックダウンを1週間延長すると発表。イングランド中部レスターでも感染拡大を受け、再び閉鎖を行うとした。

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執筆者 : MINKABU PRESS

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