ダウ平均は続落して始まる 先行きを冷静に見極めたい雰囲気も＝米国株序盤

NY株式18日（NY時間09:47）
ダウ平均　　　25992.58（-127.03　-0.48%）
ナスダック　　　9911.57（+1.04　+0.01%）
CME日経平均先物　22305（大証終比：-225　-1.01%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落して始まっている。寄り付き直後に２７１ドル安まで下げ幅を広げる場面もみられた。前日は引けにかけて売りが強まったが、経済再開に伴う景気回復への期待の一方で、テキサス、フロリダ、アリゾナといった米州の一部で感染急増が報告され、感染第２波への警戒感が高まっている。中国当局が北京で新たに２１人の感染が確認されたと発表したことも重石となっている模様。

　ただ、トランプ大統領は感染が拡大しても、再び経済封鎖を実施しない意向を示している。市場は経済再開とその後の回復への期待で過度に楽観的になっていたが、先週の急落もあり、ここに来て先行きを冷静に見極めたい雰囲気も出ている。回復への期待は温存され、下値では押し目買いも見られるものの、積極的に上値を追う動きまではない。次の材料待ちといった印象だ。

　取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、申請者数は１５０．８万件と縮小傾向は見られているものの予想は上回った。これも株式市場を圧迫している模様。

　銀行や産業、航空が下げて始まっている。きょうもクルーズ株の下げが目立つ。カーニバルの決算を嫌気している模様。

アルファベット（C）　1443.24（-7.88　-0.54%）
フェイスブック　234.11（-1.42　-0.60%）
ネットフリックス　445.04（-2.73　-0.61%）
テスラ　1007.69（+15.90　+1.60%）
アマゾン　2651.00（+10.02　+0.38%）
エヌビディア　367.61（-1.83　-0.50%）
ツイッター　34.24（-0.11　-0.31%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　142.69（-1.33　-0.92%）
Ｐ＆Ｇ　118.12（+0.19　+0.16%）
ダウ・インク　41.07（-0.10　-0.24%）
ボーイング　190.79（-1.75　-0.88%）　
キャタピラー　 128.48（+0.25　+0.19%）　
レイセオン　 66.82（-0.08　-0.12%）　
ビザ　192.93（-0.63　-0.33%）　
ナイキ　98.34（-0.87　-0.88%）
ウォルグリーン　41.41（-0.73　-1.73%）　
３Ｍ　159.26（+0.04　+0.03%）　
エクソンモビル　 46.61（-0.02　-0.04%）　
シェブロン　91.64（+0.10　+0.11%）　
コカコーラ　46.36（-0.22　-0.47%）　
ディズニー　116.72（-0.93　-0.79%）　
マクドナルド　189.11（-1.68　-0.88%）　
ウォルマート　118.44（-0.59　-0.49%）
ホームデポ　249.20（-1.65　-0.66%）
JPモルガン　99.29（-0.19　-0.19%）
トラベラーズ　 114.99（+0.17　+0.15%）
ゴールドマン　 204.66（-1.53　-0.73%）
アメックス　102.48（-1.48　-1.40%）　
ユナイテッドヘルス　288.60（-4.00　-1.37%）
ＩＢＭ　123.50（-0.65　-0.52%）
アップル　 351.69（+0.10　+0.03%）
ベライゾン　56.51（-0.14　-0.25%）
マイクロソフト　 195.26（+1.02　+0.53%）
インテル　59.70（-0.79　-1.31%）
ファイザー　33.42（-0.14　-0.42%）
メルク　75.75（-0.54　-0.70%）
シスコシステムズ　45.54（-0.63　-1.36%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美