今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、新型コロナウイルスの感染症例が診断基準の変更によって大幅に増加した事が報じられると110円台を割り込んで下落。その後もアジア株安を背景に109.70円台に続落するなど軟調な展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
2/13(木)
16:00 独1月消費者物価指数・改定値
16:00 トルコ12月鉱工業生産
17:30 デコス・スペイン中銀総裁講演
21:00 レーンECB専務理事講演
22:30☆米1月消費者物価指数
22:30 米新規失業保険申請件数
26:00 パネッタECB専務理事講演
26:45 カプラン米ダラス連銀総裁講演
27:00 米30年債入札(190億ドル)
27:00 レーンECB専務理事講演
28:00☆メキシコ中銀政策金利
28:00 パネッタECB専務理事講演
2/14(金)
07:30 ウィリアムズ米NY連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
中国で新型コロナウイルスの感染者が急増した事を、欧米市場が(診断基準を変更したためと)冷静に受けとめられるかどうかが今夜のポイントでしょう。米1月消費者物価指数は前年比+2.4%と前月(+2.3%)から伸びが加速するとの予想ですが、米連邦準備制度理事会(FRB)が多少のインフレ上ブレは黙認する姿勢を示しているため材料視しにくいと考えられます。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。