アップルが決算受け上昇 新型アイフォーン11への需要旺盛=ダウ採用銘柄
アップルが上昇しておりダウ平均をサポートしている。前日引け後に10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。1-3月期の売上高見通しについても予想を上回る見通しを示している。新型アイフォーン11への旺盛な需要が見られた。
一方、アイクラウドなどのサービス収入は予想を下回った。市場にはサービス収入への強気見通しが広がり、それに応じて株価も上昇していたが、その点では今回の決算は失望とも言える。
クックCEOは「既存ベースの端末台数は15億台を超えている。それが全体的な成長の大きな原動力になった」と指摘。また、新型コロナウイルスについても言及しており、「現在、情勢を収集しており、従業員や提携先と緊密に協力している」と述べた。マエストリCFOは1-3月期の売上高予想レンジが通常より幅広いのは「新型ウイルス感染拡大による不確実性が理由」と説明した。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):4.99ドル(予想:4.56ドル)
・売上高:918.2億ドル(予想:883.8億ドル)
アイフォーン:560億ドル
周辺機器:100億ドル
サービス:127.2億ドル(予想:129.8億ドル)
中華圏:135.8億ドル
・当座資産:397.7億ドル
(1-3月・第2四半期見通し)
・売上高:630~670億ドル(予想:623.3億ドル)
・粗利益率:38~39%(予想:38.1%)
(NY時間09:34)
アップル 324.38(+6.69 +2.17%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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