中東情勢悪化を回避で買い安心感 23400-23700のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
中東情勢悪化を回避で買い安心感
●8日のNY株式市場は米国とイランの軍事衝突の懸念後退で反発。ナスダックは過去最高値を更新。イランの攻撃は米国側に死傷者がでないよう抑制された「報復」であり、イラン外相が「攻撃は終わった。戦争は望んでいない」と発言。トランプ米大統領も「軍事力は行使したくない」と述べ、事態悪化の回避を示し上げ幅を拡大。原油が大幅に下落し買い材料となり、また12月のADP雇用報告で非農業部門の雇用者数が予想以上に増加したことが好感された。
ダウ工業株 28745.09(+161.41)△0.56%
ナスダック 9129.24(+ 60.66)△0.67%
S&P500 3253.05(+ 15.87)△0.49%
●本日の日経平均は中東情勢悪化を回避により、買い安心感先行と読む。CME日経平均先物の終値は2万3520円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万3204円と比べ320円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万3580円。
●日経平均のポイント
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2万3605円 25日線
2万3520円 CME日経平均先物
2万3495円 5日線
2万3204円 昨日終値
●騰落レシオ(25日) 95.61%
●今週の予定
9(木)
中 12月 生産者物価指数(PPI)
中 12月 消費者物価指数(CPI)
独 11月 鉱工業生産
独 11月 輸出入季調値
独 11月 貿易収支(EUR)季調値
欧 11月 失業率
米 12月30日週次 新規失業保険申請件数
米 12月23日週次 継続失業保険受給総数
10(金)
米 12月 米雇用統計
米 前週分 CFTC建玉明細
中 12月 マネーサプライM2
中 12月 人民元建て新規融資
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。