ドル円小動き、夜のペンス講演など控え=東京為替概況
ドル円は朝から11銭レンジと小動きに終始した。この後午前0時にペンス副大統領が米有力シンクタンク・ウィルソンセンターで米中関係についての講演とディスカッションを行う。ペンス氏の対中関係演説は約1年ぶり。前回は中国に対する厳しい批判が見られ、中国側も反発し、株安のなどの材料となっただけに注目が集まるところ。
この後20時45分にECB理事会の結果発表を控えるユーロは対ドルで1.11台前半の13ポイントレンジ。前回の理事会で包括的金融緩和を決定した後だけに、今回は現状維持が濃厚で、注目は最後の理事会となるドラギ総裁の会見程度。相場への影響は限定的か。
EU離脱問題で神経質な動きを見せるポンドは対ドルで1.29台前半レンジ。EUの離脱問題に対する対応の決定は明日の見込みで、それまでは動きが出にくいところ。ジョンソン首相が解散総選挙への動きを強めると、ポンドは不安定な動きも。
この後金融政策発表を控えるトルコは、シリア停戦と米国の制裁解除を受けてしっかり。利下げが見込まれることもあり、昨日のリラ買いに対する調整が午前中は強まったが、トルコ勢・ロンドン勢が入る時間帯になって再びのリラ買いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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