【山岡の視点】サウジ石油施設への攻撃でリスク警戒も、ドル円は値を戻すなど堅調
サウジ石油施設への攻撃でリスク警戒も、ドル円は値を戻すなど堅調
週末の事件受けて週明けはいったん円高進行
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《9/13 金曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 108.10 1.1065 119.60
高値 108.26 1.1109 120.01
安値 107.91 1.1056 119.54
終値 108.09 1.1073 119.72
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《9/13 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 21988.29 +228.68
DOW 27219.52 +37.07
S&P 3007.39 -2.18
Nasdaq 8176.71 -17.76
FTSE 7367.46 +22.79
DAX 12468.53 +58.28
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《9/13 金曜日の商品市場》
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=54.85(-0.24 -0.44%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1499.50(-7.90 -0.52%)
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《9/13 金曜日に発表された主な経済指標》
【日本】
鉱工業生産(確報値)(7月)13:30
結果 1.3%
予想 前回 1.3%(前月比)
結果 0.7%
予想 前回 0.7%(前年比)
結果 1.1%
予想 前回 -2.6%(設備稼働率・前月比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(7月)18:00
結果 190億ユーロ
予想 175億ユーロ 前回 177億ユーロ(179億ユーロから修正)(季調済)
結果 248億ユーロ
予想 N/A 前回 206億ユーロ(季調前)
【米国】
小売売上高(8月)21:30
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.8%(0.7%から修正)(前月比)
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 1.0%(コア・前月比)
輸入物価指数(8月)21:30
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)
結果 -2.0%
予想 -2.0% 前回 -1.9%(-1.8%から修正)(前年比)
企業在庫(7月)23:00
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.0%(前月比)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
結果 92.0
予想 90.8 前回 89.8
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《9/13 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【米国】
*トランプ米大統領
中間所得層への減税を計画しており今後1年間に公表するだろう。
それは非常に大規模な減税になろう。
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《9/16 月曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 107.64 1.1075 119.60
高値 108.17 1.1093 119.61
安値 107.46 1.0994 118.69
終値 108.12 1.1001 118.96
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《9/16 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 休み
DOW 27076.82 -142.70
S&P 2997.96 -9.43
Nasdaq 8153.54 -23.17
FTSE 7321.41 -46.05
DAX 12380.31 -88.22
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《9/16 月曜日の商品市場》
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=62.90(+8.05 +14.68%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1511.50(+12.00 +0.80%)
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《9/16 月曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
ライトムーブ住宅価格(9月)08:01
結果 -0.2%
予想 N/A 前回 -1.0%(前月比)
結果 0.2%
予想 N/A 前回 1.2%(前年比)
【中国】
鉱工業生産指数(8月)11:00
結果 4.4%
予想 5.2% 前回 4.8%(前年比)
結果 5.6%
予想 5.7% 前回 5.8%(年初来・前年比)
小売売上高(8月)11:00
結果 7.5%
予想 7.9% 前回 7.6%(前年比)
結果 8.2%
予想 8.3% 前回 8.3%(年初来・前年比)
【インド】
卸売物価指数(8月)15:30
結果 1.08%
予想 1.00% 前回 1.08%(前年比)
【トルコ】
雇用統計(6月)16:00
結果 13.0%
予想 N/A 前回 12.8%(失業率)
【米国】
ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)21:30
結果 2.0
予想 4.0 前回 4.8
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《9/16 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【その他】
*14日、アラムコの石油施設、無人機(ドローン)の攻撃受ける
サウジの石油生産量、半減へ。
世界供給量の約5%が生産できず。
*サウジ主導連合軍
石油施設への無人機の攻撃はイエメンから発射されたものではない。
イラン製の兵器が使われた。
【ユーロ圏】
*ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁
ECBの刺激策が必要。
ラガルド次期総裁は刺激策を維持するだろう。
*レーンECBチーフエコノミスト
インフレ目標への収れんは鈍化、部分的には反転している。
インフレ鈍化は主に外部的な要因によるもの。
QEはフォワードガイダンスに沿ってダイナミックに調整。
ECBの物価安定の使命は無条件なもの。
ECBの政策は経済の下方リスクが顕在化することのクッションとなる。
【米国】
*トランプ大統領
FRBのせいで、米国は競合国よりずっと高い金利を支払っている。
パウエル議長とFRBが何も理解していないことは、そうした国々にとっ
て信じられないほどの幸運。
今度は石油がやられた。大幅な金利利下げ、刺激策が必要。
*トランプ大統領
・サウジ石油施設攻撃でのイランの関与は間違いないようだ。
・誰とも戦争をしたくはない。しかし、軍は用意はしている。
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《本日予定されている主な経済指標》
【香港】
失業率(8月)17:30
予想 3.0% 前回 2.9%
【ユーロ圏】
ドイツZEW景況感指数(9月)18:00
予想 -38.0 前回 -44.1
【米国】
鉱工業生産(8月)22:15
予想 0.2% 前回 -0.2%(前月比)
設備稼働率(8月)22:15
予想 77.6% 前回 77.5%
対米証券投資(7月)18日5:00
予想 N/A 前回 991億ドル
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<h3>【13日の市場】108円近辺</h3>
東京が三連休、FOMCにらみなどもあり、堅調な地合いも、
突っ込んだ買いには慎重な姿勢が見られた。
もっとも108円割れではすぐに買いが入る展開で
108円台で週の取引を終えるなど堅調な地合い。
米小売売上高の好結果もドル円を支える格好となった。
<h3>【16日の市場】</h3>
サウジアラビア石油施設へのドローンによる攻撃が
一気に警戒感を誘った。
NY原油は一時20%高へ。
サウジの生産量の約半分、世界の生産量の約5%が生産できなくなるという事態に
原油市場だけでなくほかの市場も反応。
ドル円が107円50銭割れを付けるなど
リスク警戒の円高の動きも。
もっともNY市場で108円台を回復するなど
影響は限定的に。
<h2>【本日の見通し】基調はドル高円安</h2>
サウジアラビア石油施設への無人航空機ドローンによる攻撃で
世界の生産量の約5%がストップという事態に
原油急騰はもちろん、他の市場でもリスク警戒の動きが広がったが
ドル円は107円台半ば近辺がしっかりで、
NY市場で108円台に戻すなど、機長はかなりしっかり。
今日明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて
突っ込んだドル買いには慎重姿勢も
108円ちょうど近辺を中心にした堅調地合いが継続とみられる。
FOMCでの0.25%の利下げもすでに織り込み済みで
声明でよほどのサプライズがなければ
FOMC終了後も流れは継続とみられる。
クロス円もきちょうはしっかり。サウジへの攻撃というサプライズに
すぐに反転してきた地合いの強さが買い安心感を呼びそう。
<h2>【本日の戦略】押し目買い</h2>
世界的な地政学的リスク、石油高騰リスクなどを受けても
しっかりのドル円の状況からは上方向の期待がかなり強まる展開に。
流れは押し目買い。
107円台での買いを探る展開か。
直近安値を割り込む動きを見せるとストップ。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません