カナダドルは買い戻し 明日はカナダ中銀政策委員会 声明で利下げの可能性を示唆するか注目=NY為替
NY時間の終盤に入ってカナダドルは買い戻しが続いており、ドルカナダは1.33加ドル台前半に下落しているほか、カナダ円は79.60円付近まで戻している。一時79.20円付近まで下落していた。ただ、本日は原油安の動きもあり、カナダドルは売りが優勢となっていた。債券ファンドのリバランソに伴う利払いの動きも影響していたとの指摘も聞かれる。
明日はカナダ中銀の政策委員会が開催される。先日発表された消費者物価指数(CPI)はカナダ中銀の目標の中心である2%付近で推移しており、今回は据え置きが有力視されているが、米中対立の長期化や世界経済の減速から、声明やポロズ総裁の会見で将来の利下げの可能性を示唆してくるとの見方も根強い。
7月中旬以降、カナダドルは売りが続いており、ある程度織り込んではいるものと思われるが、内容によってはカナダドルの売りが強まる可能性も留意される。
カナダ中銀政策金利 4日23:00
予想 1.75% 現行 1.75%
USD/CAD 1.3329 CAD/JPY 79.58
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。