続落、米国とイランの協議開始を警戒=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=53.64(-0.53 -0.98%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.53~0.52ドル安。その他の限月は0.50~0.09ドル安。
フランスのマクロン大統領が、イランのロウハニ大統領とトランプ米大統領の会談の準備を進めていることを明らかにし、数週間以内に首脳会談が行われ、イラン産原油の流通が拡大する可能性が出てきたことから売りが優勢だった。米中貿易戦争が激化していることも重しだが、トランプ米大統領が中国側から電話があり、協議再開を求めてきたと述べたことは警戒感を後退させ、相場の支援要因となった。ただ、中国は電話協議が行われたことを否定している。
時間外取引で10月限は52.96ドルまで下落。先週末の安値を下回ったが、その後は買い戻しが入りプラス転換した。通常取引序盤には55.26ドルまで上昇。ただ、上値は伸びず、再び売りに押されるとマイナス圏で引けた。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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