ポンドドルは5週間ぶりに週足陽線を示現の流れ=NY為替
きょうのポンドは買いが優勢となっており、ポンドドルは一時1.2175ドル近辺まで上昇する場面も見られた。今週はポンド買いが目立ち、対ドルのみならず、対ユーロ、円でもポンドは買戻しが優勢となっている。ポンドドルは週足で5週間ぶりの陽線を示現しそうな流れだ。21日線が1.2220ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスとして意識される。
野党労働党のコービン党首がジョンソン政権に内閣不信任案の投票を求めている。そのほか同党首は合意なき離脱を阻止するため自らを首班とする暫定政権を発足させる案を提示している。ただ、さすがにそれには抵抗感も出ているようだ。これらの動きに市場も合意なき離脱への懸念を緩めており、その確率を35%程度に低下させている模様。
ポンドは先週までの継続的な下げで過熱感も強まっており、下値では買い戻しも出ているようだ。ただ、合意なき離脱への懸念は根強く、あくまで自律反発の範囲ではある。
GBP/USD 1.2150 GBP/JPY 129.23 EUR/GBP 0.9127
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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