今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、中国の経済指標が軒並み弱い結果になると円買いが強まり、一時106.20円台まで下落しました。その後、中国が米国との貿易交渉を維持する事を表明すると106.60円台まで戻すなど中国の動向に振らされる展開でした。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
8/14(水)
16:30 スウェーデン7月消費者物価指数
17:30☆英7月消費者物価指数
17:30 英7月小売物価指数
17:30 英7月生産者物価指数
18:00 ユーロ圏6月鉱工業生産
18:00 ユーロ圏4-6月期GDP・改定値
20:00 南ア6月小売売上高
21:30 米7月輸入物価指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
8/15(木)
10:30☆豪7月新規雇用者数
10:30☆豪7月失業率
※☆は特に注目の材料
米国が対中関税第4弾の発動を一部延期した「グッド・ニュース」は、まだ賞味期限が残っているのか気になるところです。一方、中国の7月鉱工業生産と7月小売売上高の減速という「バッド・ニュース」を欧米市場がどう受け止めるのかも気になります。今夜のドル/円は、株価や米長期金利の動きを睨んだ神経質な相場展開となりそうです。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。