反落、米中貿易戦争の激化による需要減速を警戒=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=54.69(-0.97 -1.74%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.09~0.97ドル安。その他の限月は1.33ドル安~0.21ドル高。
米中貿易戦争が激化する方向にあることから、景気減速の長期化や石油需要の鈍化が警戒されている。米国と中国の石油需要は世界全体の3割超を占めることから、景気見通しの悪化は石油需要を曇らせる。先週、トランプ米大統領は中国からの輸入品3000億ドル相当に9月1日から10%の追加関税を課すと発表している。
時間外取引で9月限は軟調に推移。通常取引開始にかけて54.22ドルまで下げ幅を広げた。その後は55.61ドルまで戻し、下げをほぼ解消する場面があったが、上値は重かった。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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