明日はECB理事会 ユーロドルは5月安値が意識=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って買い戻しも見られており、1.1150ドル付近で推移している。ロンドン時間に発表になっていたユーロ圏のPMIやドイツのPMIが弱い内容となったことで、ユーロドルは一時1.1130ドル近辺まで下落する場面が見られた。この日のPMIの弱さからECBの追加緩和期待が更に強化されている。
そのECBだが、明日は理事会が開催され市場の関心を集めている。きょうのPMIの弱さから、利下げが打ち出されるのではとの見方も一部から根強くあるが、コンセンサスは政策変更まではなく、フォワードガイダンスやドラギ総裁の会見を通じて、追加緩和の可能性が強く示唆されるとの見方がコンセンサスとなっている。
年内は9月と12月に中銀預金金利(-0.4%)を0.1%づつの引き下げと、9月の利下げ時に債券購入を発表すると見られている。月間300億ユーロの債券購入などが噂されているようだ。
目先の下値サポートとしては5月安値の1.11ドル台前半が意識される。
EUR/USD 1.1146 EUR/JPY 120.51 EUR/GBP 0.8918
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。