ドル円は107.80円近辺まで買い戻される NY連銀が火消しに=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買い戻しが優勢となっており、ドル円は107.80円近辺まで一時買い戻されている。きのうはウィリアムズNY連銀総裁の発言で、7月FOMCでの0.5%の大幅利下げの期待を再び市場は高めた。総裁は「経済が極度の不安に陥った場合はFRBは積極的に行動すべき」との見解を示していた。
ドル円も一気に107円台前半まで下げを加速させていたが、その後にNY連銀が、「総裁の発言は20年の研究に基づいたアカデミックなもの」と火消しに回ったことで、市場もドル買い戻しに動いているようだ。ただ、期待感は依然として根強い。
きょうの21日線は107.95円付近に来ているが、きのうの下落で21日線を下放れる展開が見られ、6月下旬からのリバウンド相場に黄色信号が点滅している。そのような中で、21日線の水準にはなお慎重なようだ。
USD/JPY 107.73
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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