反落、中国の景気減速継続で石油需要の下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=59.58(-0.63 -1.05%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.63~0.62ドル安。その他の限月は0.66~0.30ドル安。
米中貿易摩擦のなかで、4-6月期の中国国内総生産(GDP)が前年比+6.2%と、27年ぶりの低い伸びとなったことが景気減速と石油需要の下振れ懸念を強めた。米ルイジアナ州に上陸した熱帯性暴風雨バリーによる被害は特に伝わっておらず、海上の石油生産施設が再開に向かっていることで先週上昇した反動がみられた。
時間外取引で8月限は弱含んだものの、通常取引開始にかけては買いが盛り返し、60.92ドルまで上昇した。ただ、買いが強まったのは一時的で、その後は売りに押された。取引終盤にかけては59.35ドルまで下落。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。