大幅続伸、米在庫の取り崩しやハリケーンに備えた供給減で=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=60.43(+2.60 +4.50%)
ニューヨーク原油は大幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.58~2.60ドル高。その他の限月は0.29~2.55ドル高。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫の取り崩しが続き市場予想以上に減少したことが手がかり。米原油在庫は4週連続で減少し、6月初めにかけての増加トレンドが転換している。石油製品需要も堅調だった。米メキシコ湾岸で暴風雨が発生する見通しであることも相場を押し上げた。米ハリケーン・センターによると、米メキシコ湾岸では熱帯性低気圧が形成され、週末にかけて急速に勢力を強めてハリケーンへと成長すると予報されている。
時間外取引で8月限は堅調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことが手がかり。通常取引開始後は上げ幅を拡大すると、60.53ドルまで一段高となった。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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