【海外市場の注目ポイント】6月の米ADP雇用統計など
日本時間午後9時15分に6月の米ADP雇用統計が発表される。5日に発表される6月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は14万人増となっており、5月の2万7000人増から民間雇用者数の伸びが加速すると見込まれている。5月の民間雇用者数の伸びが予想を大幅に下回り、2010年4月以降で最も低い水準に急減速した反動で、6月の民間雇用者数の伸びが予想を上回れば、6月の米雇用統計に対する期待感からドルが買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には5月の米貿易収支、同午後11時には5月の米製造業受注や6月の米ISM非製造業景況指数も発表される。5月の米貿易収支は、大方の予想が540億ドルの赤字となっており、前月の508億ドルの赤字から赤字幅が拡大するとみられ、5月の米製造業受注は、大方の予想が前月比0.6%減となっており、前月比では2カ月続けて減少すると見込まれている。6月の米ISM非製造業景況指数は、大方の予想が56.0となっており、前月の56.9を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられている。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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