カナダドルは買いが続く ただ、長続きしないとの声も=NY為替
大阪G20での米中首脳会談の行方に注目が集まる中で、カナダドルは対ドルで買いが続いている。ドルカナダは1.31加ドルちょうど付近まで下落しており、昨年2月以来の低水準に下げている。年初来安値が1.3070加ドル付近にあるが、その水準を視野に入れる展開が見られている。
カナダ中銀は慎重姿勢に転じているが、原油の上げがカナダドルを押し上げている模様。
ただ、市場からはこの地合いは長続きしないとの声も出ている。原油は既に心理的節目の60ドル付近まで上昇して来ており上値余地は小さい。一方で、FRBが利下げモードに入る中、カナダ中銀もいずれは追随するとの見方も根強いようだ。
明日は4月の月次GDPが発表される予定。
USD/CAD 1.3097 CAD/JPY 82.28
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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