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パウエル議長講演からドル売りの持続性を探る=外為どっとコム総研 神田卓也

達人の予想 

パウエル議長講演からドル売りの持続性を探る

【基調】
 底入れ模索

【注目イベント】
 ・6/25 米6月消費者信頼感指数、パウエルFRB議長講演
 ・米長期金利、主要国株価

【本文】
ドル/円は、107.00円を割り込みフラッシュクラッシュが起きた1月3日以来の安値を更新。一時106.70円台へと下落する場面もあった。トランプ米大統領が日米安保条約破棄の考えを側近に示していたとの一部報道がリスクオフの円買いを誘発したとの見方もあるが、これについては「後付け的」な解釈の感が否めない。報道によると、米政権当局者らも「そのような動きは極めてありそうにない事だ」と認識しているそうだ。米7月利下げが視野に入りつつある中、月末・四半期末かつG20大阪サミット(での米中首脳会談)を控えてドル買いポジションの調整が進んでいると見るのが自然ではないだろうか。こうした見方が正しければ足元のドル安はそろそろ収束に近付きそうだ。その理由として以下の点を挙げておきたい。

①シカゴマーカンタイル取引所(CME)のFedWatchによると、FF金利先物は米連邦準備制度理事会(FRB)が7月に0.25%以上の利下げを行う確率を100%織り込み済みである。②CMEの通貨先物ポジションで、円の売り越し残高=ドルの買い越し残高が1年ぶりの水準に急減してスクエア(売り・買いが同額)に近付いている。③米政策金利であるFF金利は依然として2.375%前後であり、ドル/円を売り持ちにすると金利差負担が嵩んでしまう。

なお、本日はパウエルFRB議長が「経済見通しと金融政策」と題して講演を行う。先週の会見で示した「景気拡大のために適切に行動する」 との見解が変わろうはずもなく、利下げを正当化する発言が繰り返される公算が大きい。これがドル売りの持続性を測る格好の機会になると見ており、この講演でもドルが売られないようなら足元のドル安は収束したと判断できよう。

執筆者 神田卓也

執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。

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