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今週の米ドル/円予想 G20を控え動きにくいが利下げ期待で上値重い(6/24週)

達人の予想 

【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
今週の主要経済指標

先週の米ドル/円は大きく続落。週初108.550で寄り付いた米ドル/円は、108円台半ばでの保ち合い相場でスタートしたものの、FOMCの結果が予想以上にハト派的だったことを受けて米長期金利が低下したことで、日米金利差縮小を嫌気し対ドルで日本円が買われる展開となりました。先週の終値は107.360。
20日には日銀金融政策決定会合が開かれました。また、21日には浅川財務官の発言がありましたが、特に為替市場では材料視されませんでした。


今週の主な経済指標は図のとおりで、小粒な指標が多い印象です。
米国の利下げ期待が高まっている分、25日の米1QGDP(確定値)や28日の米5月PCEデフレータに注目です。
CMEの通貨先物から計算さる7月の利下げ確率は100%となっており、一般的には7月に利下げをするものと考えられます。
しかしながら、本来、7月のFOMCでの金融政策変更は異例です。(※米国はこれまで3・6・9・12月のFOMCで金融政策の変更をしてきました。)
また、景気・物価・雇用などが改善している場合は、利下げする理由自体が見当たりません。
(※FOMCの責務は「雇用の最大化」と「物価の安定」であると法律で決められています。)
逆に、FEDの要人発言なども今後多く予定されており、FEDが7月の利下げを内心で容認しているのであれば、米国債利回りの下落について否定的な発言はしないと考えられます。
なお、7月19日が、7月末のFOMCのブラックアウト期間(FEDメンバーが金融政策等について発言できなくなる期間)の始まりとなるので、そこまでの要人発言にも注目です。

また、今週末にはG20大阪サミットが開催されます。米中首脳会談が予定されており、先週の米国株は、会談実現の報道を受けて米中関係改善への期待感から上昇いたしました。

ただし、この問題については、どちら側かが歩み寄り譲歩しなければ進まない、非常に悩ましい状況にあると思われます。昨年末のアルゼンチンG20での米中首脳会談後のような雰囲気を今回も醸し出せるかに注目です。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

米ドル/円の週足チャートです。
移動平均線は上から順に52週MA(111.015)、26週MA(109.977)、13週MA(109.799)と、26週MAと13週MAがデッドクロスし、それぞれがやや下向きで、価格がその下側に位置しているため、今後も上値の重い展開が続きそうです。
ストキャスティクスは、売られすぎ水準で横ばいとなっておりますが、反転した場合でも、特に円売りの新しい材料がドライバーとならない限り、下降トレンドの中でのスピード調整と考えておくべきでしょう。

先週、サポートとしてお伝えした108円を下回ったことで、この水準が目先のレジスタンスとして意識され、引き続き戻り売りで見ています。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

米ドル/円の日足チャートです。
先週お伝えしたとおり、チャート上、白い直線で示したレクタングル(横ばいの保ち合い相場、上値108.70、下値107.80)形成後、これを下回る展開となりました。
日足チャートにおける当面のレジスタンスは、これまでサポートとして意識されていた107.80で、これは一目の転換線とも重なります。売買スタンスは引き続き戻り売りで見ており、ストップは107.80で考えています。


このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

執筆者 山口哲也

執筆者 : 山口哲也|フジトミ証券株式会社 チーフテクニカルアナリスト

株式会社フジトミ 国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト 金融機関でアナリストとして経験を積んだのち株式会社フジトミ入社。幅広い手法を網羅した緻密な分析とわかりやすい解説が好評。日経CNBC・東京MXテレビ等メディア出演多数。

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